カカリアスタジオ サマーインターンシップ2019 の記録
この投稿は Happy Elementsカカリアスタジオ Advent Calendar 2019 の6日目の記事です。
カカリアスタジオ サマーインターンシップとは?
カカリアスタジオでは、2018年より夏季休暇期間を利用した
サマーインターンシップ を実施しています。
本年では、デザイナー職群にある
- イラストレーター
- グラフィックデザイナー
- アニメーションデザイナー
の3職種を対象に募集をかけ、およそ2週間課題に取り組んでいただきました。
この記事では、「グラフィックデザイナー」 を志望された学生がどういうカリキュラムのもと
インターンシップを体験されたかについてを紹介したいと思います。
実施内容
カリキュラムは、初日にカカリアスタジオでのグラフィックデザイナーの仕事の紹介と
インターン期間中の過ごし方・注意点などを講義形式でお伝えします。
その後は基礎的な技術研修としての前半課程と、
それを応用した総合的な制作を行う後半課程に移っていきます。
インターン期間中の主な一日の流れは以下のとおりです。
時間 | 内容 |
---|---|
11:00 | 受講生 出社 |
11:15 | 前日の成果物をレビュー & フィードバック |
11:30 | 制作開始 |
12:30 | 昼休憩 |
13:30 | 制作再開 |
18:15 | 成果物の講評 |
18:40 | 作業終了 / 日報作成 |
19:00 | 解散 |
それぞれの課題に取り組んでいただく中で、つまづくところや
疑問があれば、メンターとして参加しているスタッフが Slack や口頭で
フィードバックを行い、講評に臨んでいただくこととなります。
前半課程:「イベントバナー制作」
前半では、与えられたテーマ・素材をもとに
「イベントバナーを制作する」 という内容で取り組みました。
イベントバナー制作では、次のことを目的としていました。
・ 学生はあまり経験のない Photoshop 中心の制作とツールの扱いに慣れる
・ 与えられた素材 / テーマから情報の優先度を決定し、適切なレイアウトを探る
・ ユーザーに魅力を感じてもらえるようなビジュアル表現について考える
普段の制作では Illustrator 中心で ツール の経験が浅かったり、
要素の配置や情報の優先度の決定にひたすら悩み続けるなど、最初は苦戦する方も
多かったものの、スタッフのフィードバックやフォローを受けながら
3日目には全員がそれぞれ納得できているものが仕上がりました。
※ 受講生の成果物より抜粋
後半課程: 「ゲームUIデザインの制作」
後半では 「ゲームジャンル × 世界観」 を受講生それぞれに(重複のないかたちで)組み合わせを
選んでいただき、 指定した画面のUIを制作する という内容で取り組みました。
そこに、キャラクター要素として カカリアンズ を利用しています。
ゲームUIデザインの制作では、次のことを目的としていました。
・ UIを制作するにあたり、どういうマインドや視点が必要なのかを経験する
・ ゲームの先にいるユーザーを意識した、遊びやすく分かりやすい設計を目指す
・ 世界観の魅力を最大限引き出すようなグラフィック表現を身に付ける
用意したものは次のとおりで、
ゲームジャンル | 世界観 |
---|---|
パズルゲーム | SF(近未来) |
2Dアクションゲーム | 和風 |
RPG | メルヘン |
リズムゲーム | ファンタジー |
結果として、以下の組み合わせが完成しました。
・ パズルゲーム × ファンタジー
・ 2Dアクションゲーム × SF(近未来)
・ RPG × メルヘン
・ リズムゲーム × 和風
(一部企画的な内容があるものの)課題を通じてゲームUI制作の実務においても
求められる様々なことについて、体験をしてもらうことができました。
※ 「リズムゲーム × 和風」のテーマに取り組まれた受講生の成果物
サマーインターンシップを終えて
最初はどう制作して良いのか戸惑っていた受講生の皆さんでしたが、
最後はスタッフの予想を大きく超えた成果物を全員に上げていただくことができました。
2週間という長いようで短い間でしたが、スタッフにとっても非常に刺激となる
密度の高い時間を過ごすことができたと感じています。
【予告】サマーインターンシップ 2020
さて、本年の取り組みについてを紹介させていただきましたが、
サマーインターンシップを実施予定※ となります。
詳細は 5月〜6月頃に Web または各教育機関等への広告掲示にて案内をしたいと思います。
興味を持たれた方は、ぜひ参加をご検討いただけますと幸いです 🙏